『薬屋のひとりごと』は、小説原作から始まり、現在は2種類の漫画版が連載されている人気シリーズです。しかし、どちらの漫画版を選ぶべきか迷っている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ビッグガンガン版とサンデーGX版の違いを徹底比較し、それぞれの特徴やおすすめポイントをわかりやすく解説します。また、アニメ化や原作小説との関連性についても詳しく紹介します。どちらを読むべきか迷っている方は、ぜひ最後までお読みください。
『薬屋のひとりごと』2種類の漫画はなにが違う?
『薬屋のひとりごと』は、原作小説とはべつに2種類の漫画が存在します。それぞれの漫画は異なる作画者と出版社によって制作されており、独自の特徴があります。それぞれの特徴は以下をご覧ください。
ビッグガンガン版の特徴
原作 | 日向夏 |
---|---|
作画 | ねこクラゲ |
構成 | 七緒一騎 |
出版社 | スクエア・エニックス |
掲載誌 | 月刊ビッグガンガン |
ビッグガンガン版の『薬屋のひとりごと』は、ねこクラゲ先生が作画を担当しており、ラブコメ要素やビジュアルの美しさが特徴です。ビッグガンガン版は、キャラクターの表情や動きが非常に細かく描かれており、特にラブコメシーンや日常シーンでのキャラクターの魅力が引き立ちます。
『次にくるマンガ大賞』に選出され話題となったのもビッグガンガン版です。
サンデーGX版の特徴
原作 | 日向夏 |
---|---|
作画 | 倉田三ノ路 |
出版社 | 小学館 |
掲載誌 | 月刊サンデーGX |
サンデーGX版の『薬屋のひとりごと』は、倉田三ノ路先生が作画を担当しており、ミステリー要素やストーリーの深さが特徴です。後宮での謎解きや陰謀を中心に描かれており、ストーリーが原作のイメージに近くなっています。
出版ペースが早いのも魅力です。ビッグガンガン版より後に連載開始されたものの、2024年6月現在は巻数、ストーリーともにビッグガンガン版を追い越してしまいました。
『薬屋のひとりごと』の漫画はどちらも人気
ビッグガンガン版とサンデーGX版はどちらも非常に人気があります。それぞれの売上は以下のとおりです。
漫画版 | 累計売上部数 | 主な読者層 |
---|---|---|
ビッグガンガン版 | 約1,600万部 ※2024年3月時点 | 若年層、ラブコメ好き |
サンデーGX版 | 約850万部 ※2023年6月時点 | ミステリー好き、中高年層 |
2024年3月時点で累計発行部数3,300万部を突破し、どちらも売上を伸ばしています。サンデーGX版が2023年6月時点の集計と考えれば、どちらも人気作といえますね。
アニメと絵柄が近いビッグガンガン版がやや優勢と考えられます。
『薬屋のひとりごと』アニメの原作はどちら?
アニメの原作はビッグガンガン版と考えられます。
前提として「アニメは原作小説と漫画どちらも参考に制作されている」と考えるのが自然です。そのうえで、イラストやストーリー展開はビッグガンガン版に沿っています。アニメで興味を持った方は、ビッグガンガン版を見るのがおすすめですよ。
『薬屋のひとりごと』小説原作に忠実なのはどっち?
原作小説を読んだ方が入りやすいのはサンデーGX版です。ミステリー要素が強く、原作のキャラクター設定や性格をしっかりと反映させています。原作小説そのままのセリフが多いのも魅力ですね。
どちらも原作から改変された箇所があるものの、雰囲気が似ているのはサンデーGX版です。
『薬屋のひとりごと』漫画を今から読むならどっちがおすすめ?
『薬屋のひとりごと』の漫画は、おなじ原作ながらそれぞれ独自の魅力があります。構成やコンセプトが異なるため、どちらを読むべきかは人それぞれです。
以下では、漫画版の選び方と好みに応じたおすすめポイントについて詳しく解説します。
アニメを見た方はビッグガンガン版
アニメで興味を持った方はビッグガンガン版がおすすめです。アニメそのままのイラストやラブコメ要素が反映されており、続きからでも読みやすくなっています。実際に読みましたが、絵がきれいで漫画らしい楽しみ方ができました。
女性人気が高いのはビッグガンガン版!
原作の雰囲気を味わいたいならサンデーGX版
原作小説の雰囲気を味わえるのはサンデーGX版です。ストーリーで魅せる展開になっており、原作のイメージに近い構成になっています。ミステリーが好きな方にはおすすめですね。
一方、アニメを見た後ではストーリーやイラストに違和感を覚えます。原作が気になった方は、小説版から読むのもおすすめですよ。